NTTドコモ タブレット Huawei dtab バッテリ稼働テスト
NTTドコモから公開されているHuawei dtab 01のバッテリ容量は、6,020mAhです。10インチタブレットという枠で考えた場合、Google Samsung Nexus 10は9,000mAh、Apple ipad(第四世代)は11,560mAhと、比較してみると少なく感じます。
dtab 01において、動画を連続再生した場合の再生時間、充電器による充電時間、待機時間中の消費電力をそれぞれ確認してみたいと思います。
dtab 01はほぼ初期状態で、バッテリ消費の計測のためにBattery Mixを、動画のループ再生のためにMX 動画プレーヤー Proを予めインストールしてあります。
消費電力モードはバランス(初期値)、Wi-Fi、GPS、Bluetoothはオン、画面の明るさは100%で、MX 動画プレーヤー Pro側では初期値の8(50%)です。音量は都合により無音にしてあります。

dtab 01の検証環境
連続再生のために、H.264+AAC、解像度630×480でエンコードしたファイルサイズ約1GBの動画ファイルを用意しました。真空波動研SuperLiteの情報は以下の画像通りです。

真空波動研SuperLiteによる動画情報
充電は予め100%にしておき、充電器を接続した状態で動画の再生を開始、数秒後に充電器を抜き、バッテリのみで再生し続けます。再生後は放置して、バッテリ消費で自動的に電源が切れるまで待ちます。
結果、8時間25分もの間、稼働し続けることができました。8時間も連続で再生することはないかと思いますが、映画4本分以上に相当する時間です。結果を表示したdtabのスクリーンショットは、クリックで拡大可能です。
dビデオのストリーミング再生のような、ネットワークを通じて動画を再生する場合の消費電力は、より上回るはずなので、常に8時間持つわけではありません。
次に、dtab付属の充電器(2A)を接続し、ディスプレイ表示なしの状態で、完全充電までの時間を確認してみると、5時間30分程度となりました。
充電完了後に充電器を抜き、今度は放置状態での消費時間を測定してみます。ところが、24時間経過しても3%程度しか消費されないため、途中で打ち切ることにしました。
NTTドコモの思惑として、dtabは家庭内での利用を前提にしているため、Nexus 10やipad(第四世代)と比べて実際のバッテリ容量が少なくても、実用範囲内に収まる消費状況だと思います。