電動キックボード E-streamMAX SL-K1′ 改良型の到着とレビュー

2011年07月31日、不具合品の交換用として匠ワールドから届いたE-streamMAX SL-K1′は、いくつかの箇所が改善された改良型になっていました。まず、段ボール箱の大きさ、記載されている内容から異なります。

G.W(Gross Weight)は梱包を含んだ総重量、N.W(Net Weight)は梱包を含まない実量で、旧型はG.Wが10Kg、N.Wが8Kg、改良型は11Kg、10.2Kgと記載されています。

E-streamMAX SL-K1' 改良型と旧型の段ボール

E-streamMAX SL-K1' 改良型と旧型の段ボール


G.Wはともかくとして、N.Wで2.2Kgほど重量が増加しています。内容物を確認する限り、重そうなオプションはありませんので、純粋に本体重量が増加したと思われます。

箱から取り出し外見を確認したところ、重量増加の原因が判明しました。バッテリーボックスがあるデッキ下部が、旧型はプラスチックでしたが、改良型はスチール製になっています。

E-streamMAX SL-K1' 改良型のデッキ下部

E-streamMAX SL-K1' 改良型のデッキ下部

最も改善された箇所は、電源差し込み口の場所が変更されていることです。旧型は背面にあり、本体を横に倒さないと差し込むことが出来ませんでしたが、改良型は側面にあります。

差し込み口が背面から側面に変更になったことで、E-streamMAX SL-K1′を横に倒すことなく、立たせたままの状態で容易に電源を差し込むことが可能となりました。

改良型E-streamMAX SL-K1'の電源差し込み口と電源スイッチ

改良型E-streamMAX SL-K1'の電源差し込み口と電源スイッチ

電源スイッチにはセロハンテープでオフの状態に固定されていました。小さなことですが、旧型を組み立てた際、突然稼働して驚いた身としては、とてもありがたい改善です。

もともと電源ランプがあった位置に電源差し込み口が移動したことで、電源スイッチの反対側に移動しています。電源の状態を確認しづらくなったことから、少し改悪された部分といえます。

改良型E-streamMAX SL-K1'の電源ランプとヒューズ口

改良型E-streamMAX SL-K1'の電源ランプとヒューズ口

目視で比較出来ませんでしたが、電源ランプのLEDが変わっているように思えます。改良型は旧型と比べてより明るい色になっているため、状態が分かりやすくなっています。

ヒューズのサイズも旧型と改良型とで異なっていました。付属しているヒューズの数は3本から2本(うち1本は始めから本体に装着済み)でした。E-streamMAX SL-K1′を複数台保持している場合は影響があると思います。

旧型と改良型とヒューズのサイズ比較

旧型と改良型とヒューズのサイズ比較

他の改善箇所としては、ケーブル類がバッテリーボックス内に収納されていること、スタンドの先にゴムのストッパーが付属したこと、対象年齢が明記されたことなどが挙げられます。

改良型E-streamMAX SL-K1'のケーブル収納状態

改良型E-streamMAX SL-K1'のケーブル収納状態

改良型E-streamMAX SL-K1'のスタンド

改良型E-streamMAX SL-K1'のスタンド

本体に張られている対象年齢のシールは、14歳以上となっていました。旧型は12歳以上でしたが、改良型になって変更になったのでしょうか。

対象年齢が明記されたシール

対象年齢が明記されたシール

整備マニュアルは旧型と同一で、バッテリ容量やモーターパワーなどのスペックに変更があったとしても、外見では判断が出来ません。楽天ソファーグランドに問い合わせても返信はありませんでした。

付属しているACアダプタも旧型と同一で、充電完了を把握出来ないという不具合も継承しています。このACアダプタの仕様と認識したほうがいいようです。

見る限り、旧型であったような後輪部分の歪みはなさそうです。改良型E-streamMAX SL-K1′を近所の公園に持ち出し、改めて、使用感を確認してみることにしました。

・本体の大きさ
ハンドルの高さを最高の97cmにしても、178cmの身長では少し低く感じます。大きさはよくある子供用キックボードとほぼ同じサイズです。
子供が持っているジェイディジャパン株式会社のJD RAZOR MS-285と比較しても、横幅に差はあるものの、全長はほぼ変わりません。
E-streamMAX SL-K1'とJD RAZOR MS-285との比較

E-streamMAX SL-K1'とJD RAZOR MS-285との比較

・スピード
近場の公園で走らせてみた結果、意外にスピードが出ることがわかりました。測定したわけではないですが、小走りする程度の速度だったので、時速6~8キロ程度だと思われます。
子供が乗る場合、体重差の影響で大人が乗る速度以上出てしまいますので、注意が必要です。対象年齢12歳以上ですが、小学校中学年以降であれば問題なく扱えると思います。
・バッテリ
1時間近く乗り回してみた結果、速度がだんだんと落ちてきました。時速6~8キロ程度という前提で考えると、5~7キロ程度の走行距離になります。カタログに記載のある一回充電の走行距離は約8kmとありますので、妥当な数値です。
・ブレーキ性能
ハンドル部分にあるブレーキはとても効きがよいため、常に急ブレーキになってしまいます。ある程度の調整は可能なようですが、調節可能な対象はブレーキレバーの幅のみのようで、あまり意味がありませんでした。ブレーキをかける前に予め減速しておく必要があります。
万が一急ブレーキをかける必要がある時には、E-streamMAX SL-K1′から降りて足で止めるようになるかと思われます。乗ったままの状態で急ブレーキを行うと、慣性の法則に従って体が飛び出ますので、危険です。
・乗り心地
ノーパンクタイヤと謳っていますが、実際は、ゴムタイヤそのもので、プラスチックに近いほど固いです。このため、路面の凹凸がそのまま伝わりますので、整備された駐車場などではない限り、乗り心地は悪いといえます。
歩くときには気にもしない小さな凹凸、アスファルトの亀裂やマンホールの上などは、ガタガタと全身に振動が伝わります。見た目でも判断しにくいアスファルトの粒度が体感でよく分かるほどです。
・坂道
公園の入り口にある自転車用と思われる傾斜路をE-streamMAX SL-K1′で登ってみた結果、助走があれば問題なく登り切れました。助走がない坂道発進の場合では、途中で停止直前までに速度が落ちますが、登り切れないことはありません。
公園の入り口にある傾斜路

公園の入り口にある傾斜路

少し角度のある坂道の場合でも、大人の体重では途中で停止しますが、子供であれば登り切れます。あまりトルクに期待しないほうが無難です。
・騒音問題
ハイブリッド車のようなモーター音が出ますが、うるさくはありません。昼間の公園でE-streamMAX SL-K1′を走らせた際は、モーター音をうるさく感じることはありませんでした。
深夜の住宅地でモーターを回してみましたところ、さすがに音は響きますが、近所迷惑になるほどではありません。非常に大雑把な範囲ですが、50~55db程度と推測されます。
・運転方法
ハンドルにスロットルがあるため、片手運転は非常に不安定になります。ハンドル操作が運転に直結していますので、手荷物を持ったまま乗るということには適していません。
・単なるキックボードとした場合
電源を切ると普通のキックボードとして乗れそうですが、ベルトの負荷がある上に本体の重量が重いことから、必要以上に体力が求められます。
また、タイヤの大きさから足を乗せるデッキ部分が地面から離れていてキックしにくいということもあり、単なるキックボードとしては使いにくい構造になっています。
・防水性
防水性については、TAKUMI WORLDの商品紹介ページ上や調整マニュアルにも記載がありません。気になったので、匠ワールドカスタマーセンターに確認しましたところ、”ある程度の雨には対応致しますが、バッテリーボックスに内に水が入らないように気を付けて欲しい”という回答が得られました。
電気系統にさえ気をつければ問題ないようです。充電差し込み口にもゴム製のキャップがありますので、充電完了後には必ずキャップを閉める必要があります。

近くに住む小学4年生の男の子に試乗をお願いしたところ、絶叫しながら乗り回し、バッテリがほぼなくなるまで返してくれませんでした。乗用玩具としては、非常に魅力があります。

大人の常用については疑問符がつきますますが、短距離であれば利便性は高いです。しかしながら、公道走行は法的に厳禁となりますので、自己責任にてお願いします。

なお、E-streamMAX SL-K1′の販売に関しては、販売店である楽天ソファーグランドではなく、匠ワールドが直接対応しているようですが、メールの返信が遅い、質問の回答が得られないといった問題があります。

ネット上でもあまり評判は良くなく、顧客対応でずいぶん損をしている気がします。他にはない商品を取り扱っているので、是非とも改善してもらいたい部分だと思います。

Leave a Reply

You must be logged in to post a comment.

Google AdSense