BUFFALO HD-PXTU2とHD-PXU2の速度比較

簡易的なバックアップやデータ転送などを目的として、ポータブルHDDのBUFFALO HD-PX500U2を使っていましたが、1年ほど使ったある日、突然認識しなくなってしまいました。ポータブルHDDは頻繁に使っている周辺機器となりますため、緊急で、HD-PXU2シリーズの後継であるHD-PXTU2シリーズのHD-PXT500U2を購入しました。

HD-PXTU2(新)とHD-PXU2(旧)ともに、本体に収納可能なUSBケーブル、ストラップホール、自動暗号化対応、パスワード認証ソフトウェアを使ったパスワードロックに対応という特徴を持っています。

BUFFALO HD-PXT500U2

BUFFALO HD-PXT500U2


HD-PXTU2(新)とHD-PXU2(旧)を比較するために、ベンチマークを測定したいと思います。Sony VAIO Z(VPCZ11AGJ)のUSBポートへ接続、CrystalDiskMark 3.0 64bit版を使っています。

フォーマット形式は、初期状態のFAT32からNTFSに変更しています。HD-PXU2とHD-PXTU2ともに初期状態はFAT32でフォーマットされておりますが、一度Windows上でNTFSに変更するとFAT32に戻すことが出来なくなります。付属するDiskFormatterを使ってFAT32へフォーマットし直す必要がありますので、注意が必要です。

HD-PXTU2(新)とHD-PXU2(旧)の速度比較 100MB

HD-PXTU2(新)とHD-PXU2(旧)の速度比較 100MB

HD-PXTU2(新)とHD-PXU2(旧)の速度比較 1GB

HD-PXTU2(新)とHD-PXU2(旧)の速度比較 1GB

誤差範囲ともいえますが、微妙に、本当に微妙に、旧モデルのHD-PXTU2が後継モデルとなるHD-PXU2に勝っています。複数回の測定でもHD-PXTU2(新)がHD-PXU2(旧)に劣ることはありませんでした。同じ500GBでも、HD-PXTU2(新)は内部で使っているHDDを高速化していると思われます。

BUFFALOのUSBメモリやHDDは、独自の高速化ドライバを持っています。HD-PXU2はTurboUSB、同機能をHD-PXTU2はTurboPCというユーティリティで対応していますのいで、それぞれ、高速化機能を有効して、再測定してみました。

HD-PXTU2(新)とHD-PXU2(旧)の速度比較(専用ドライバ有効)

HD-PXTU2(新)とHD-PXU2(旧)の速度比較(専用ドライバ有効)

非常に高速化されています。USB2.0の最大データ転送速度は、60M/秒(480Mbit/s)ですが、この結果では、USB2.0の規格以上の速度が出ています。CrystalDiskMarkの不具合である可能性もありますので、HD-PXTU2のみ、測定データサイズを変更して、再測定することにしました。

HD-PXTU2速度測定 1GB(左) 4GB(右)

HD-PXTU2速度測定 1GB(左) 4GB(右)

測定データサイズ100MBよりも速度が低下する結果となりました。TurboPCで使われる技術を調べてみましたが、非公開ということで、手に入りません。某掲示板によれば、圧縮技術ではなく、データ転送処理時に発生するオーバーヘッドを極限まで軽減させているとのことです。

オーバーヘッド軽減処理がデータ転送に追いつかないために、データ転送速度が大きければ大きいほど、実効速度が低下する、ということでしょうか。それっぽく書いてありますが、まったく詳しくありません。

ところで、今回、新たにHD-PX500U2を購入したことで、HD-PXシリーズの色を全色揃えることになりました。赤がHD-PXT500U2(新)、黒が認識しなくなったHD-PX500U2(旧)、そして、白が今回測定に使ったHD-PX500U2(旧)です。

HD-PXシリーズ全色

HD-PXシリーズ全色

BUFFALO好きのように見えますが、それだけ、HD-PXTU2は使いやすいポータブルHDDだと思っています。心配なのは故障する頻度ですが、これから見守ることになります。類似で、IO DATAのHDPN-Uシリーズがありますが、機会があれば試してみたいです。

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