Galaxy Tabの内部メモリ速度
前回、Galaxy TabをUSBマウントした上でのMicroSDHC間における転送速度を計測しましたが、今回は、Galaxy Tabの内部メモリ転送速度について計測してみようと思います。
Galaxy Tabは内部に16GBの記憶容量を持っておりますが、内部メモリが遅ければ、全体的なパフォーマンスが低下することは明白です。
検証環境は、Sony VAIO VPCZ11AGJ(Intel Core i7 620M/8GB RAM/Quad-SSDs 64GBx4 RAID0/Microsoft Windows7 64bit)上で、Docomo純正のUSB接続ケーブル SC01でGalaxy Tabと接続、CrystalDiskMark 3.0 64bit版を使い測定しています。

Galaxy Tab USB接続内部メモリ転送速度 100MB
USBメモリとして見るのであれば、少し遅いような気がします。大きな特徴として、シーケンシャルアクセスに比べてランダムアクセスの書き込みが異常に速いです。Galaxy Tab本体のメインメモリを利用して、最適化処理が行われていると思われます。Galaxy Tab、または、Android OSの特徴なのでしょうか。
ついでに、計測サイズを1GBに変更して計ってみました。MicroSDHCへのアクセスと違って正常に完了することが出来ました。最適化処理の恩恵だと思います。

Galaxy Tab USB接続内部メモリ転送速度 1GB
計測サイズ100MBと同じような結果が得られましたが、転送速度は全体的に低下しています。これは、USBマウントしたMicroSDHCの速度測定と同じ特徴を持っています。恐らく、内部の最適化処理が1GBというデータサイズに追いつけないようです。
今回、読み込みより書き込みが速いという状況を初めて見ました。Galaxy Tab以外のAndroid端末でも試してみたいですが、他の端末を持っていないので、以上で検証を終わりにします。