postheadericon マウスの中のマウス、生きたマウスを発表。

米Logiteohは11月10日、新型マウス Live Mouse Mouseの開発に成功したと発表した。最新のバイオテクノロジーを使用し、名前の通り生きたハツカネズミをマウスにした今までにないマウスだ。

Live Mouse Mouse

Live Mouse Mouse


「我々はマウスを数多く生み出した。リモコンの機能がついたマウス、コードのないマウス、ペン型マウスも発売した。様々なマウスを考えているうちに、1つの疑問が浮かび上がった」とLogiteohの広報担当ネイサン・パパトラブ氏は語る。

マウスは、1951年にダグ・エンゲルバート氏により考え出され、1968年に発表された。そして、1980年代にAppleによって広まる。現在では重要なデバイスとして、基本的な形は変わらぬまま、世の中で使われている。

「マウスとは一体何だろう。これが我々の疑問だった。マウスがマウスであるためには、根本から覆すような何かが必要だった。Live Mouse Mouseは、マウスというデバイスにおける1つの終点であり、そして始点である」(同氏)

LogiteohはLive Mouse Mouseを生物と科学との素晴らしい融合の結果であるというが、この発表に対して各界では波紋を呼んでいる。HSUS(米国動物保護団体)からのコメントを求めたが、まだ正式な回答は得られていない。

「USBからの電源供給によって生命の続く限り動くことができる。PCの電源を切るとUSBへの電源供給も停止するPCは、常にPCを起動しておく必要がある。ハツカネズミの平均寿命は1.5年程度だが、Live Mouse Mouseの平均寿命は1年だ。餌を与えることも可能だが、体内からは糞として排出されるため、あまり好ましくない。動き回るため、マウスポインタも勝手に動作してしまうことや、マウスが寝ている間は動作しないことなどから、ビジネス用途には向かない」(同氏)

製品化の予定はまだないが、仮に製品として発売したとしても当分の間は受注生産になるという。販売価格なども全て未定だ。Live Mouse Mouseを商品として受け入れられるようにするためには、数々の乗り越えなければならない壁がある。

「もちろんペットとして飼うことも可能だ。私はLimmyと名付けてLive Mouse Mouseを飼っている。USB端子に接続しておけば逃げることもなく、餌も必要ない。マウスとして使用することを前提としているため、人のいうことをよく聞く素晴らしいペットだ。私はLimmyから離れられない」と、ノートPCに接続されたLive Mouse Mouseを撫でながら締めくくった。

2004年11月10日 公開

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