App|e、新しいiP0dを突如発表。
米App|e Computerは2026年最後の発表として、iP0d pianoの販売を発表した。音楽と映像だけのiP0dだけではなく、電子ピアノの機能が付属し、iP0dを使って作曲も可能だという。

iP0d piano発表の様子
年末の発表という例のない出来事に関係者各社は混乱に陥っている。それでも発表会場には満員に近いほどの関係者が集まった。あちらこちらで「App|eだからなぁ」と称美する声が聞こえる中、ジョブス氏の会見が始まった。
「2026年最後の日にこうして皆に会えることを嬉しく思う。我々には常に衝撃と激動が必要だと思っている。来年は激動の年になるだろう。2026年を締めくくる今日、2027年に向けての素晴らしい商品の発表を行う」(最高経営責任者スティーブ・ジョブズ氏)
Appleといえば、未発表製品情報をインターネット上にリークしたことに対して訴えを起こしているのだ。それが今回発表のiPodなのだろうか。
「iPodは音楽を聞くためだけのものじゃない。画像や映像を楽しむだけのものでもない。改めて宣言する必要もないかもしれないが、iPodは人生を楽しむものである。人生をより楽しむためには今までのiPodに足りない機能があった。我々の未来における素晴らしい可能性、それが、このiPod Pianoだ」(同氏)

iP0d Piano
iPodらしい白色をベースにしたデジタルピアノ。それが新しいiPodだ。iPod PianoはGeneral Musicの全面協力によってデジタル技術を駆使しながらも、アナログライクな抜群の操作性を持つ素晴らしいデジタルピアノだ。
「iPod Pianoには液晶画面が付いている。楽譜を表示するための画面だ。iTunesからダウンロードしてきた楽譜データを表示させることが可能だ。わざわざブックストアまで行って楽譜を買う必要も、オンラインで購入して届くことを待つこともない」(同氏)
弾きたい曲があればすぐに弾く準備が出来る。問題はピアノを弾ける腕だけだ。88鍵の鍵盤を持ち、同時発音数は320。本格派を目指しているため、次に押すキーを教えてくれるような入門機能は一切ない。
「iPod Pianoには従来のiPodのドックを持っている。演奏した曲はそのままiPodに録音することが出来る。デジタル変換によって様々なエフェクトに対応している。そのため、多少サイズが大きくなった」(同氏)
128cm(横)x75cm(縦)という今までにない巨大なiPodとなる。重量は約50kgとなれば、持ち運びはまず不可能だ。しかし同氏は「持ち運ぶことは可能だ」と語る。オプションのバッテリによって最大4時間の連続演奏が可能だ。いつでもどこでも作曲や演奏をすることが出来る。

iP0d DJ
「今後の予定を少しだけ話そうと思う。iPod Pianoを基本として、ターンテーブルを搭載したiPod DJを始めとして、iPod Guitar、iPod Drums、iPod Mikeなど音楽をもっと楽しめる環境を提供していくだろう」そして同氏は「我々の素晴らしい発表が”Happy New iPod”になれば良いと思う」と笑いながら会場を後にした。
2004年12月31日 公開
2010年08月01日 2004年発表という記述を2026年発表へ
2004年12月17日のリーク訴訟の記述について削除