App|eとLegoのコラボレーション、iPod legoを発表。
米App|e社は丁抹Lego社の協力の下、iPod legoを03月04日に発表した。レゴポッド(Lego Pod)と呼ばれる機能付きブロックを組み合わせることで、一つのiPodを組み立てることが出来るという。

iPod lego、ここにあなただけのiPodがあります。
「音楽という枠を超え、今年のiPodは写真と動画という大きな世界を手に入れた。次の新しい世界に行く前に、我々は1つの挑戦をしてみようと思った。そして生まれたのがこのiPod legoだ」(最高経営責任者スティーブ・ジョブズ氏)
Legoといえば、プラスチックで作られたいくつかのブロックを組み合わせて建物や動物を作り上げる玩具のことだ。iPod legoは、ブロックを組み合わせるという発想を移植して生まれた。
「レゴポッドを組み合わせることで1つのiPod legoが完成する。レゴポッドは数十種類もの機能別に分けられたブロックであり、無限の組み合わせが考えられる。iPod legoによって自分だけのiPodを作り上げることが可能なのだ」と同氏は鼻息を荒くする。
iPod legoは5つの基本レゴポッドから成り立っている。操作部分となるiLego Center、バッテリ部分を担うiLogo battery、そして電源スイッチとヘッドフォンジャックがあるiLego Header、DockコネクタがあるiLogo Footerだ。そして記憶媒体を選べば完成だ。
「記憶媒体となる部分だけでも、ハードディスク媒体のiLego Hard(60GB/40GB/30GB/20GB)とメモリ媒体のiLego Ram(2GB/1GB/512MB)がある。複数接続をすれば、最大200GBまでのデータ領域を持つ。また、バッテリも500mA/750mA/900mAと3種類ある。もちろんバッテリも複数接続が可能である」(同氏)
これらのレゴポッドだけでも、200GB(約75,000曲)の48時間再生可能という今までにないiPodが完成する。しかし、これはあくまでも基本機能だけの場合だ。拡張レゴポッドにはほかにも様々な機能を持っている。
「2.5inchのLCDカラーディスプレイを持つiLego Displayを接続すれば、iPod photoとiPod videoの機能を手に入れるだろう。iLego Speakerを接続すればiPodから直接音を出すことが出来る。iLego Cameraをつければデジタルカメラにも使える」(同氏)

発売を予定しているレゴポッド5種類(サードパーティ製含)
現在発表が決まっている拡張レゴポッドは全部で9種類、iLego Display、iLego Speaker、iLego Cameraに加えて、LANインターフェースを持つiLego Net、ゲーム機能があるiLego Game、ボイスレコーダーのiLego Rec、ラジオを受信するiLego Radio、テレビを見るiLego TV、そして未だ仕様が公開されていないiLego Readerだ。
「今までのiPodと比べてどれだけ魅力的か理解頂けたであろうか。iPodは世界唯一のマルチメディアマシンとして世に出す予定だ」と同氏は熱く語る。サードパーティからも携帯電話機能を持つiLego Cellやキーボードを持つiLego keyboardなどを発表する予定だというから、期待が膨らむ。
2005年はiPodにとって大きな変化があった年であった。iPod shuffle、iPod nano、第5世代となるiPod videoが続々と投入された。今回、iPod legoの発表によって、2006年のiPodにも目が離せなくなりそうだ。
2005年11月25日 公開
2010年08月03日 記事内日付変更(11月25日->03月04日)