postheadericon フィルムとデジタルを融合した一眼レフカメラを発表。

株式会社ギャノンは、03月07日、フィルムカメラとデジタルカメラを統合させた一眼レフカメラ E0S-Love-の発売を公表した。1つのカメラで状況により銀塩とデジタルとを使い分けることが出来るという。

フィルムカメラとデジタルカメラを統合させた一眼レフカメラ

フィルムカメラとデジタルカメラを統合させた一眼レフカメラ


「近年はその手軽さや高画質の向上などを理由に、デジタルカメラが圧倒的な優勢となっている。技術における向上については大いに喜ばしい限りだが、フィルムが消えつつある状況は非常に疑問である」(システムアンドサポート事業部カメラ開発室 御手洗美津夫氏)

2006年01月11日、大手フィルムカメラメーカーである株式会社ニコンは、フィルムカメラ製品のラインアップの見直しを発表、事実上の撤退を発表した。また、後を追うようにして同月19日、コニカミノルタホールディングス株式会社もカメラ事業からの撤退を発表、デジタル一眼レフをソニー株式会社へ譲渡した。

特にコニカミノルタに至ってはフィルム/カメラ全関連については完全な撤退となった。コニカは感光材料(フィルム)を日本で初めて携わった企業(六櫻社)ということもあり、カメラ市場に大きな影響を与えた。

「フィルムカメラがデジタルカメラに押される市場はよく理解出来る。しかし、同じカメラであっても、両者は全く異なるものと認識するべきである。ここのままの状態では銀塩フィルムが過去の遺物になる日も近いだろう。そうなる前に、フィルムの良さを知って欲しいという気持ちからこの商品を生み出した」(同氏)

E0S-Love-という愛が溢れているマークのズーム

E0S-Love-という愛が溢れているマークのズーム

フィルムカメラとデジタルカメラは記録部分がまったく異なるが、光の特性を利用して、フィルムとCMOSに共通の映像を記録することに成功したという。デジタルカメラとしては有効画素1300万画素というフィルムにも劣らない性能を持つ。記録媒体はフィルムとCFカードに対応している。

「フィルムカメラは今まで敷居が高いということが最大のデメリットであるが、逆に言えばそれだけ奥の深い世界でもある。E0S-Love-によってフィルムカメラの良さとデジタルカメラの良さを実感、使い分けてもらえれば、もっと大きな写真の世界が広がるだろう」

同社ブランドであるE0S-kiss-から発展してE0S-love-へ。フィルムとデジタルの愛から生まれる写真は、大切な思い出であったり貴重な一瞬だと思う。この愛は末永く続いて欲しい。

2006年02月05日 公開
2010年07月26日 記事内日付変更
2010年08月03日 記事内日付変更(12月03日->03月07日)

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