postheadericon 実用性を捨ててデザイン性のみを重視した乾電池を発表。

03月16日、ン二一株式会社はデザイン性を取り入れたアルカリ乾電池を発表した。従来の乾電池とは異なり、デザイン性を最重視している。

今回発表された5種類のデザイン乾電池

今回発表された5種類のデザイン乾電池


「乾電池を使う電気製品には素晴らしいデザインが生まれている。しかし、動力部分である乾電池には、誰も見向きもしない。1887年に屋井先蔵によって発明された乾電池に、我々はもっと注目すべきだと考えた」とン二一株式会社 クリエイティブセンター DIプロダクツデザイングループ BATデザインチーム リーダー 井浅正三郎氏は伝える。

今回発表されたデザイン乾電池は5種類ある。ギリシャ神殿の柱を思わせるような乾電池、木材で囲まれた乾電池、など、その個性は強烈だ。特筆すべき点は、単なる印刷ではなく、素材そのものを使っているといういことだ。

「おしゃな人は下着にも手を抜かないというが、優れたデザインの電気製品に使う際、動力となる乾電池にも手を抜いて欲しくない。そういう思いで、デザイン乾電池を開発した。使っていない時には、飾りたくなるような乾電池を目指した」(同氏)

しかし、一般的に乾電池というのは、電池ボックス内で使われ、表からは見えない。下着は見せることはあっても、乾電池を見せる状況はほぼないだろう。動力としての乾電池が、素晴らしいデザインを持っても、あまり意味がないように思える。

「乾電池は、大きさや形、電圧などがIEC(国際電気標準会議)やJIS(日本工業標準調査会)によって完全に規格化されている。デザイン乾電池にとって、これが最大で唯一の問題となっている。現在、関連組織への運動を猛烈に行っており、これらの規格が変更になれば、乾電池の姿は大きく変化するだろう」と同氏は期待する。

「乾電池の種別によるが、例えば、単三電池や単四電池は、必ず円柱でなければならない。しかし、この形を多角形にし、周りを木の板で囲めば外見も良くなる。ついでに、コロコロと転がることもなくなる。たったこれだけでも、革新的なことだろう」(同氏)

ン二一社の提案する新しい形の乾電池例

ン二一社の提案する新しい形の乾電池例

他にも、同社が提案する乾電池として、飲料水を販売する企業とのコラボレーションによるペットボトル型の乾電池、ロケットの形をした乾電池などが挙げられる。乾電池としての規格を外れていることからもわかる通り、安全性や耐性は低くなるのではないか。

「確かに、従来の乾電池と比べて、電圧こそ1.5Vだが、容量が同サイズの半分以下で、寿命が短くなり、安全性は低く、使用環境も選ぶようになってしまった。だが、重要なのはデザインだ。価格も高いが、納得してもらえる品質に仕上がっている」(同氏)

アルカリ乾電池は、高くても1本100円程度で販売されているが、デザイン乾電池は1本5,000円から20,000円を超える高価格設定が予想されており、外見の素材によって価格が変動する。使われることを拒否したデザイン乾電池に、将来はあるのだろうか。

2010年08月06日 公開
2010年11月23日 記事内日付変更(03月20日->03月16日)

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