postheadericon 遺伝子操作によって生まれた電波増幅キノコを発表。

株式会社NTTDoQoMoは、12月31日、ドゴモダケの栽培に成功したと発表した。遺伝子操作によって生まれたドゴモダケは、F0MAで使われる2GHz帯の周波数を増幅して中継する特性を持つという。

ドゴモダケ

ドゴモダケ


「キノコのキャラクターであるドゴモダケはすでに知っていると思うが、我々は何の計画もなくドゴモダケを広めていたわけではない。このドゴモダケを世間に認知させるための計画だったのだ。果たして計画は成功し、ドゴモダケの栽培も予定通り成功した」(NTTDoQoMo広報部部長 狭間黒男氏)

公式情報では、料金サービスやキャンペーンを対象とした広告のために企画されたキャラクターであるというが、ドゴモダケに関する情報はほとんど提供されていない。一般によくあるキャラクターの情報は、ほとんど闇に包まれていた。しかし、今回の発表をもってドゴモダケの情報を提示する予定だと同氏は伝える。その最大の特徴が、電波の増幅である。

「F0MA端末は繋がりにくいという話をよく聞く。これはF0MAが2GHzという高い周波数を利用しているためだ。電波の特性として、周波数が高くなるほど光のように直進性が高くなる。つまり、建物の陰や部屋の中といった、周りに障害物がある場所には弱い。この問題を解消するために、基地局を増やしたり、IMCS(Inbuilding Mobile Communication System/ビル内モバイルコミュニケーションシステム)を開発したが、どうしても限界がある」(同氏)

携帯電話の電波を中継する装置をよく見かけるが、無線局の免許を持たないで設置を行うと電波法違反となる。また、下手に設置すると、電波干渉により、携帯電話が使えなくなることもある。しかし、基地局が少なく繋がりに行くという現実がある以上、このような装置を使うことによってしか、状況の改善は不可能だった。

「電波に関する問題は非常に難しい。しかし我々は、電波を増幅させるという特性を持つドゴモダケの栽培に成功した。受信/送信とも忠実に再現し、さらに、増幅強度は一定の強さで維持されるため、電波の干渉もありえない。超高度な菌類であるドゴモダケによって、現状は大きく改善されるはずだ。F0MAは繋がりにくいという言葉は遠い昔話になる日も近いだろう」(同氏)

企業秘密ということで、生物であるキノコがどのようにして電波を受信し、さらに、増幅して送信しているのかなど、現時点では明らかにされていない。電波の増幅以外に分かっていることは、このキノコは日本全国で簡単に栽培することが可能であり、特に山奥や室内での通信事情の改善に、非常に役に立つということだけだ。

ドゴモダケの特徴のある胞子

ドゴモダケの特徴のある胞子

便利な反面、電波を扱うドゴモダケは、正常な電波を乱すことも出来るであろう。使用方法によっては戦争やテロにも利用可能な、非常に危険なキノコにもなると推測される。「確かに、生物学上ではあり得ないことであると思うが、電波を扱うキノコの出現によって世界は大きく変化すると感じている。これは携帯という小さい次元の話ではなく、電波の革命と考えている」と同氏は熱く語る。

国際条例である生物多様性条約にも違反しているのではないかという意見もある中、国際自然保護連合(IUCN)や環境省からのコメントは発表されていない。同様に、電波を管理している総務省からのコメントも発表されていない。

最後に同氏から、瓶の中で育てたというドゴモダケを披露した。チチドゴモダケ、ハハドゴモダケ、コドゴモダケと3つのドゴモダケが成長しているという。「ちなみに、食用ではないので、食べられない」という貴重な情報を公開して、同氏は帰って行った。

2005年03月21日 公開
2010年08月03日 記事内日付変更(03月21日->12月31日)

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